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中古足場のメリットとデメリット

足場を購入する場合、中古と新品のどちらがいいのか。もちろん新品がおすすめで足場で特に使用頻度が多い場合は耐久性を考えても新品の一択です。とはいっても予算が無く中古しか選択肢がないこともあります。そこで中古部材のメリット・デメリットについてまとめてみました。

・中古足場のメリットは価格の安さ!?

中古足場を価格の安さになりますが、相場は定価の20%~30%が主流となります。価格は品質だけで決まるのではなく、需給のバランスのウエイトが大きいのが中古ビジネス。ですからそれなりに劣化した部材であっても需要があれば高い価格で販売されます。
もうひとつ気になる品質は、それなりに妥協しなければなりません。同じタイプの足場材でも、多数のメーカーや劣化した部材が混在します。もちろん破損等使用できない部材は検品されていますが、耐久性に関しては判断がつきません。中にはクズ鉄として処分される予定の足場材が“復活”し中古市場に出回ることもあります。

・足場事業で起業するな新品部材の方がメリット大

足場に最も求められるのは、安全です。また、元請けによっては足場と言えども美観への配慮を求めてきます。つまり足場部材のきれいさもライバルの足場屋さんに対するセールスポイントになるわけです。発注者がもとめる価格・安全への配慮・美観・マナーや接遇も、最終的にはバランスのとれた足場屋さんが信頼をされます。中古足場で初期投資を抑えて価格競争で営業展開をしても、事業を拡大する過程では新品の足場材を買うことになり、利益率を下げることになります。ダンピングではなく、小さな付加価値を積み重ねて受注拡大につなげることをオススメします。
一方、工務店などで完全に自社で行う工事用であれば、発注者にトータルで提案できるので中古足場も選択肢に入ります。ただ急に決まった現場にタイミング良く中古足場が購入できるとは限りません。
  • 中古足場・三協タイプ
  • 中古手すり・三協セブン足場
  • 垂直ネットラッセルネット

例えば、3層5スパンを中古足場で揃えたら

中古の足場材で「3層5スパン」を揃えた場合と新品(セット販売価格)で購入した場合の金額を出してみた。あくまで一例だが使用年数の少ない良質の中古足場を定価の25%で購入した場合、125,700円となる。新品よりも31,300円安く揃えることができる。

・足場材にも寿命がある-部材の破損

足場材は、非常に丈夫ではありますが経年劣化や使用状況により破損するこもあります。破損した足場材をそのまま使用することは重大な事故に繋がりますので、日常の管理をしっかり行ってください。下は部材ごとのよくある破損事例です。

部材の種類 状況 状態
支柱 変形・曲がり 支柱の変形
支柱 ほぞのグラつき 支柱のほぞのグラつき
支柱 コマ(クサビ受け)の亀裂・変形 支柱の亀裂変形
ブラケット 変形・曲がり ブラケットの変形
ブラケット クサビの変形・亀裂 クサビの変形亀裂変形
手すり 変形・曲がり・へこみ ブラケットの変形
手すり クサビ溶接部の亀裂 手摺の亀裂
踏板(アンチ) 変形 踏板の変形
踏板(アンチ) 破れ・溶接外れ 踏板の破れ、溶接外れ
踏板(アンチ) 溶接部の亀裂・変形 踏板の亀裂、変形
ジャッキベース 溶接部の亀裂・ベースの変形 ジャッキの亀裂、ベース変形
ジャッキベース ハンドル部分の破損 ジャッキのハンドル破損
階段 溶接部分の亀裂・変形 ジャッキのハンドル破損
筋交(ブレス) 溶接部分の亀裂・変形 筋交(ブレス)の亀裂・変形
部材全般 著しい汚れ 筋交(ブレス)の亀裂・変形